どっちを貼ればいいか悩んでるあなたに

意外に違いの多い両者をここでご紹介します。

主に車体の保護を目的としたフィルムです。

昨今ではカラーPPFと呼ばれる色付きのプロテクションフィルムも登場しておりますが、
基本的には無色透明もしくは艶消し透明仕上げのものがほとんどです。

APEXでは、世界シェアNo.1のアメリカ XPEL社のプロテクションフィルムシリーズ、
無色透明光沢仕上げのULTIMATE PLUS、艶消し透明仕上げのSTEALTHを使用しています。

カーラッピングに使用するフィルムは主に車両のイメージチェンジを目的としたフィルムです。

車体全体に貼り込むことで、愛車を大幅にイメージチェンジすることが可能です。

レーシングカーのボディのデザインなどもラッピングによるものです。

素材

プロテクションフィルムはポリウレタンと呼ばれる素材で作られており、引っ張り強度や弾力性に優れています。

身近なものではパソコン用のキーボードカバーなどに使われています。

ラッピングフィルムは塩ビ(塩化ビニル)と呼ばれる素材で作られており、PVCとも記されています。

身近なものでは水道管等に使われるグレーのパイプ(塩ビパイプ)などにPVC製のものがあります。

厚さ

プロテクションフィルムは厚みがポリウレタン部のみでおよそ150−200ミクロンあります。

さらに糊面や表面コートなどが表裏に付加されているため、トータルでの厚みはそれ以上。

ラッピングフィルムはフィルムやメーカーごとに異なりますが80ミクロンから180ミクロンとなっています。

ラッピングフィルムの場合、糊面、基材と呼ばれる着色部、表面コートを合わせて上記の厚みとなっています。

目的

プロテクションフィルムは車体を保護することをメインとしています。

ラッピングは車体のイメージチェンジや、車体への装飾が目的となっており、保護性能はほぼないに等しいと言ってもいいでしょう。

耐久力

プロテクションフィルムとカーラッピングの最も大きな違いと言っても過言ではないのが耐久力。

プロテクションフィルムは、車両のコンディションにもよりますがおよそ5年から10年ほどと言われております。

対してカーラッピングは、屋内保管やこまめな手入れを行なっていたとしても2年保つかどうか。

大きな耐久力の差があります。

売却価格に大きな差が

カーラッピングを車両全体やパーツ単体で施工する際に、
隅々までラッピングフィルムが貼り込まれていないと元々の地が見えてしまうため美しくありません。

そういった事例を回避するため、車体のパーツを取り外して施工を行うケースがあります。

車体のパーツの付け外しを行うということは、付け外しを行うパーツや車体の破損のリスクに繋がります。

また、ドアやフェンダーなどの主要な外板部品を留めているボルトやナットにはボディと同色の塗装が施されているケースが殆どです。

そのようなボルトやナットは工具を当てる(ボルトやナットの付け外しを行う)ことで塗装が剥がれてしまいます。

自動車を売却される際に行われる査定において、
当該部分のボルトやナットの塗装が剥がれている→フェンダーやドアなどの取り外しが行われた形跡がある
→(仮にそうではないとしても)事故車と疑われる、なんてことがよくあります。

事故車というのは無事故車と比較して売却価格が大幅に下がるのは皆さんお分かりかと思います。

つまり、自分好みのカラーの車を作ったのはいいけどあらぬ疑いをかけられた上に資産価値がガタ落ちになってしまう、
という何ともやるせない状況が発生してしまいます。

フィルム自体が傷の原因に

プロテクションフィルムはポリウレタンでできておりラッピングフィルムはPVC(塩ビ)でできています。

PVCには可塑剤と呼ばれる、材料に柔軟性を与えたり加工性を上げるための物質が添加されています。

そのため同じ素材でできている塩ビパイプは硬いですが、ラッピングフィルムは柔軟性があります。

この可塑剤が、年数を経るごとにラッピングフィルムから溶出してしまい車体を傷めつける原因なのです。

可塑剤が溶出することによりまずラッピングフィルム自体が硬化してしまい、パキパキにひび割れてしまいます。

さらにタチの悪いことに、溶出した可塑剤は車体の塗装と結合してしまうため
硬化してパキパキにひび割れてしまったラッピングフィルムと塗装表面が結合してしまいます。

耐久年数を超えてしばらく貼っていたラッピングフィルムが非常に剥がしにくいのは上記のことが原因の一つです。

塗装が黄ばんでしまい二度と直らないダメージを与えてしまうケースや、よし剥がれた(ついでに塗装も)!なんてケースも・・・。



目的によってどちらを選ぶかは変わってきますが、長い目で見ると圧倒的にプロテクションフィルムが良いと言えます。

APEXは、プロテクションフィルム専門店として

多数の施工実績とプロテクションフィルムの豊富な知識持ち合わせておりますのできっとご満足いただけると思います。

気になることがございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

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